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セレンディピティについて

 「偶然の幸運」という意味において、自分には回ってこないという数少ない幸運を掴んでみたいという夢がありました。遠い昔は、全く知らなかった言葉でしたが、有る先輩からこの言葉を習ってから、“これは、良(い)い言葉だ”と思うようになりました。それまでは、柳(や)生家(ぎゅうけ)家訓の『縁』という古い言葉に頼ってきましたので、横文字の優れモノに感服もしました。

 和訳しますと、分かりやすいし、今日的であって他の人にも紹介できそうな優(すぐ)れモノであることに、ちょっとした出会いを感じました。紆余曲折には、幸も、不幸もありますが、何かこの言葉には得したような感覚があります。

 そして、他の人たちに紹介するにあたって、「偶然の幸運なんだよ」というと、負担も、気にもせずに済みましたし、(過去の)何時かは「この言葉を告げたことで」お礼を言われた時もありました。企業訪問をした際にも、気付けばちょっとした幸せのおすそ分けですから気にすることは無いですよ、と言って済ますこともできますので、気持ちの負担は無いですし、受け手の負担も無いですから、良い言葉だと思っています。英語に堪能な人でも、普段はしょっちゅう使う言葉ではないでしょうから、是非試してみて欲しい言葉です。

 ホレス・ウォルポールの書簡より、寓話「セレンディッポの三人の王子」より言葉の引用。