経営者も従事者もともにどうぞ

お困りのことで、コンサルティングをお受け致します

他者への想像力とは

 洋行帰り(⇒古い表現ですが・・・)ではないのでしょうが、今は日本全体が周回遅れで焦ってしまって、どうしても追いつき追い越せというような、精神的な追い込みにあって苦慮しているのではないかと考えます。それでなくても、失われた30年と言われていますから。

 何故なら、システム的に用語まで英語での発信ですから、細かな言い換えや表現に対する的確な和訳ができないままに、原語で覚えさせられるような状態だからです。大手の企業でしたら問題はないにも関わらず、中小・零細にも適用しようと従業員との軋轢を生んでいますので、これは避けた方が良いに決まっています。

 中小・零細の方も、「何故、中小零細のままでいるのか」十分知っていますから、これを凌駕(りょうが)するためにも苦慮している訳です。先ずは、ステイクホルダー全てに対する「振り向いてもらえる営業」への再考察などを試みて頑張っているのです。ですから、これを小馬鹿にしたような容喙(ようかい)をすることなく、1社1社丁寧に比較検討の上、自社との棲み分けや優劣の検討をしてから、再度の取引への交渉も必要と考えます。最終的には、受益者への思い遣りでしょう。

 正に、これが『他者への想像力』なのではないかと考える次第です。そして、生き残りに掛けるにふさわしい手法だと考えます。コンシューマーからカスタマーになるには、丁寧で、心のこもった業務熱意しかないからです。