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自己の取得資格と賞味期限について(再)

何か、違う場所を押したようです。念のために、再公開いたします。ご覧ください。

 人は、社会での有用な地位を獲得するための条件として、国家資格や県単位での資格を取って、有利な地位を得るまで、且つ有効な効果を取得するまで身銭を切って受験し資格をとります。これは、自己の地位・収入を得るためであって、その他は他者からの尊敬と慢心を得るためであろうと考えます。此の頃は、高級官僚も出世にも見向きもしないで、目的を別途求める人が増えてきました。戦前や戦後のある時期までは、旧制一高の第十二回紀念祭東寮寮歌(「嗚呼玉杯に花うけて」は通称)であったようです。「嗚呼玉杯に花うけて  緑酒に月の影やどし  治安の夢に耽りたる    榮華の巷低く見て  向ヶ岡にそゝりたつ     五寮の健兒意氣高し~」というのが実に好ましく、羨ましがられたとのことであったようです。

 そして、その対象となった旧制一高生らとの恋の成就することが、見果てぬ夢となった乙女らもいたのでしょうが、今現在は多少違ってきています。

 資格とは、飽くまでも目の前の自己実現であって最終目標ではなく、これが食うための手段・方法となっていたら、それでいいということです。

 故に、自身が組織を傾性するのも手段であって、内在的意思の実現は終身において、賞味期限のない自尊であることに眼を向けることになったのでしょう。