経営者も従事者もともにどうぞ

お困りのことで、コンサルティングをお受け致します

ヒマと平和が齎すものについて

 ひとは、自身に対して自由を超えて放縦にしておきますと、我儘が出てしまい、他人の権利をも制限・侵害するという権利剥奪の無秩序を齎します。ですから、ある程度の「ヒマ」や「平和」が齎す利益は、皆が享受すべきものでしょうが、自由には、ある程度の制限が架けられるべきという二律背反の論理が成り立つことになります。

 一見矛盾しているような外形を伴いますが、日常においては成り立つ行動様式ですので、ほとんどの人は納得して、制限を受け容れています。しかしながら、これさえも納得できない一部の人には、シュプレヒコールをしてでも他人の理解を得たいと考え、街頭に出て行動しています。良いか悪いかは行動する人たちの考えと、国家や自治体が制限する法律・条例での考え方の違いなのですから、お互いの譲り合いがありませんと、行き着くところまで行ってしまい、剣呑な結果になります。これでは、本来の機能である「ヒマ」「平和」が齎す空気の良さは発揮できませんから、相互に意識して齎す「ヒマ」と「平和」をかみしめましょう。

 都市化した社会とか、都市型社会というのが、上述したような一見スマートで、住み心地の良い街なのでしょうが、ここでは幼時の泣き声が聞こえない、笑い合う子どもたちの公園が無くなっているなど、不都合な真実が現出していますので、要注意です。