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サラリーマン社会は、上司で決まるについて

 掲題の件ですが、この短い言葉が意味するところは、部下であった時の人たちには分かると思っています。これが、意図するところを上に上がっても志を抱いている限り、会社や組織は維持されますが、自分が高い地位に就いたら我儘を通そうと考えている人には当てはまりません。自分が部下であった時を忘れたかのように、横暴な振る舞いや身勝手な指示命令が出て来ましたら、企業や組織自体が危ぶまれます。

 即ち、①上司となった人が部下の能力を疑う職場、②命令一下で体育会系のトップダウン型の上司の場合、③一番いけない例である、上司が部下や同僚の前で、他の部下や会社に批判的な愚痴をこぼす、④自分がそうであってもしてはいけない、人の好き嫌いが激しい上司になる、などの言動には『上司としての資質』がありませんので、即刻降格や支店・営業所勤務に還るべきでしょう。そうしませんと、会社や組織そのものが分解します。

 従いまして、「もの謂わぬ部下の辞職・退職」や「厭世気分にさせる組織風土」を即刻改めませんと、将来に亙って企業や組織の存続が危ぶまれるでしょう。

 ただ、組織は柔軟性があって、反作用をする正当性を持った人が少人数でもいるというまともな組織です。的を射た適宜正当化できる人のいる組織は、復元力があります。