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職場での会話について

 私たちは毎日の生活において、私生活は別に職場では気を使いながら“給与の為”と割り切って人に頭を下げています。決して、尊敬や敬(うやま)っての態度ではないことは誰もが知っていることです。しかしながら、皆が分かっていて、尚且つ「儀礼」ですることが習慣となっていますので、だれも文句を言わないし、誰に対しても無礼ともいわないのです。

 これが、東洋的儀礼の習慣です。習俗と言ってもいいかもしれませんので、根本を突き詰めようとしても、分からないといったところが本音でしょう。しかし、それでも慣習に倣(なら)うという悪しき儀礼があることは事実です。

 お互いに、ウマが合うとか、何となく相性がいい、などは理屈ではありませんから、その時々での瞬間的相性でしょう。お互いが「心の壁」を作らなければ、スムーズにいくことも、端(はな)から壁を作っていましたら、その時点で全てがアウトです。

 “あの人は素晴らしい”とか“何てスムーズ何だろう”といぶかるには、訝(いぶか)るだけの理由と根拠があるのです。これを真剣に突き詰めていきませんと、何時まで経っても変わらないし、同じ叱責を受けることになります。これが、『職場における会話』というものでしょう。

 退嬰的な階級社会を維持しては、何時までも何も変わらないでしょう。