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怒りの感情について

 以前に、「アンガーマネジメント」を引き合いに出しましたが、『怒り』という感情については、中々厄介で思うようには静まってはくれません。個々人の個性もありますが、感情の高ぶる人は短時間で沸騰(ふっとう)しますし、相手の無理難題でも応ずるに困難を超える場合もあります。これは、強者と弱者の対照的な可変応答で変わるものです。

 ですが、感情の経験値というのは、過去を学ぶことである程度抑えることも、場の状況に応じて出し方を変えることができるようにもなるということです。この感情という厄介な生き物を、上手にコントロールできるというのが数少ないリーダーの資格を持てる人だと考えます。

 あらゆる業種でも「コンサル」という手法のメンターがいるものです。これは、客商売をする上でも大切な要素ですから、疎かに考えないことでしょう。安易に無視したりしますと、酷いしっぺ返しが待っていて、何十倍もの不利益を被ります。

 怒りの感情は、抑えるに越したことはないのですが、何時でも出さないでいる方が良いかと言いますと、これは違います。怒らなければならないこともあります。優柔不断でも、相手先やコンシューマーに侮(あなど)られることにもなります。大事なことは、対等の関係でいられるように、引くべきは引いて、押すべきは押すという姿勢が相手への理解を上げることになるでしょう。