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起業と幸せの価値基準について

 人は、誰でも自分の想いや行動が自由で、制約のない考え方や行動原理で動きたいと思います。ですから、規模が大きいことや収益が多いことが偉く、幸せであることを述べ自慢します。果たして、心底そう思っているかどうかは分かりませんが、利益追求にのみ貪欲な人には当てはまらないし、最終ゴールが現時点で見えてはいないということでしょう。

 しかし、コンサルタントの立場から言いますと、一所懸命であっても、事業に対して満足感を味わえているかどうかは理解できないままです。何故でしょうか。起業の理念や、先ずは到達したい目標をお聞きしますと、社員数の増大と、売り上げの増加です。これは、当たっているのですが、人付き合いの中では決して顔色が良いようには見えないことが不安です。

 そう数多くは無いのですが、複数の企業を拝見して思いますのは、従業者の顔が輝いてみえる企業には活気があります。これに反して、社長が大声を出して叱咤している会社は、何故か息苦しさを感じます。そして、従業員の顔が概して暗いです。

 経営者にとっては、自分の会社ですからどのようにしようとも、基本はどうでも良いのでしょうが、一人会社や自営と違って複数の社員がいる会社には、連帯の責任が生じます。負の連鎖を生じさせる会社や経営者には、当該責任の大きさや重さが分かっていないのでしょう。