隣国との関係では、基本的には日本は誠実に履行してきていると言ったほうが正しいと考えています。日本と韓国とは、1965年の日韓基本条約の締結により、履行を済ませていたものが蒸し返されてきたことで混迷の度合いを深めたものです。が、日本と韓国との歴史教育の内容が違っていて、これに対して若い韓国国民も、これはおかしい、と考え始めたように思います。何故なら、OECDによる援助で社会インフラや近代化の整備・拡充が為されてきたことへの若い人たちの疑問でしょう。偽造されたか、虚偽を教わったかは、シンシアリー氏の著作も含めて、全くの見当違いのことを、日本が言っていないことを理解出来るものと考えます。独立国同士の対立を好むものではありませんが、事実関係を照覧して真実を解明すべき責任は両国にあると考えていますので、過去の数度にわたる双方の主張について、再度の事実を突き合わせてみることでしょう。これらを勘案しますと、『併合』が怒りの感情を制御できないというまでになって、これをどのようにして維持してきているのか、また制御できない背景が35年に渡る日韓併合によるものか、その後朝鮮戦争後の北朝鮮との確執のすり替えかを検証すべきと考えます。歴史は、数々の文書の公開化で、真実と当時の思惑が交じり合っていることの証明ができてしまいます。ですから、過去に対する怒りの感情を、どうにかして将来に対して違った形での進捗があればと考えます。コンサルティングでは、「アンガーマネジメント」を推奨しています。