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東京への一極集中について

世の中が安定してきますと、便利で簡易な手段でなにごともできてしまうことが持(も)て囃(はや)され、これが呼び水となって更なる簡易性を要求してきます。緊急性や危難があっても、本当かどうかが分からず、戸惑っている間に大事故となったり、取り返しのつかない大惨事を齎(もたら)します。

 これでは、人が住みやすく、便利さを求めて、大勢の人たちが集まってきた意味も無くなりますが、結局『金』に物を言わせ、有るところには集中的に便利さを配給し、ある場所では不便を相変わらず維持しているという不寛容が続いています。

 東京は、「東(ひがし)の京(きょう)」と言って、1000年の都であった京都から遷都(せんと)されて約150年余となりますが、相変わらず古いしきたりが我が物顔で通るような格差がある京都には無いものが東京にはあります。但し、大人たちのひそひそ話が、ひたひたと伝わってきているだけです。

 ですから、2023年1月現在1,400万人余の人口を擁(よう)して、国からの助成金交付税をも不要な地域・場所となっています。2番手である神奈川県でさえ、922万人余の人口を抱えながら、交付税を下付されて、1兆円規模の予算で単年度を賄っています。この違いが正に『一極集中』という言葉に集約されるのでしょう。最先端の利便性と、最新の技術が集約され、益々若い人たちの憧(あこが)れを上昇させながら、発展していく東京には魅力が満載です。ですから、成功者や若い人たちの心を惹(ひ)きつけることになるのでしょう。