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金利の性質について

 私や他の大人たちが当たり前のようにして、貸した・借りたなどの日常行為等が、どのような意味を持っているのかを、従前は正確には認識していませんでした。しかし学窓を離れ、社会人となって働いて、結婚や家族に対する憧れを覚え始めて、給与ではとても賄えない大きな買い物まで考えるようになりました。今から30年以上前の3,000万円前後の土地付き建物や、マンションを買えないかという想いから、それまでの貯蓄や将来に得られるであろう金銭への貯えを含めて、一人では不可能ですが、配偶者とともに、子どもや老後を見据えて金をひねり出す方法を考えるようになりました。新築の戸建てやマンション購入への意欲が、そして子どもらの就学への期待が貯蓄を超えて、どうにかならないかということが、元手を含めた『金利』という概念で賄われる将来への返済を含めた経済的利益でした。今手元に無くても2,000万円や3,000万円の金銭が手に入り、目的物件の購入ということが可能になるからです。この金利の性質が、正に資本主義社会の効果的流通手段なのでしょう。この金利の性質を編み出した実体経済を理解できた人たちの努力と、敷衍させてきた流通経済の効果が、現状の金利という資本主義流通経済が発展してきた経済効果であると考えます。但し、この流通経済の効果を理解しませんと、思わぬ落とし穴があって、債務不履行とか破産という反射的不利益を受けることになりますので要注意です。