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求人に対するスカウト型採用の可否について

 私の知る限り、企業も組織も一括採用がほとんどでしたので、就活以外でのプロ野球を始めとする球児たちのスカウト型採用が長く続いてきたことに対して、大きな批判や、根本的な問題を指摘されてはきませんでした。これには、本人たちの希望もあるのでしょうが、ブランド化した学校・球団も含めまして、制度としていない実質の決まりみたいなものでしょうから、端から希望の行き先が無い人たちにとっては、絶望という言葉が一般化してもおかしくはないでしょう。また、企業は全てそうですが、利益追求団体であって、株主の意見が左右しますので、株主の意向を無視して“公益目的”には維持存続はできないでしょう。そして、優秀な社員を大量に採用出来る企業が「良い会社」であって、これを目的に新卒予定の学生も沢山集まってきます。こうした現状は何時の世も変わりませんので、その手段として学歴や閨閥までもが問われるということになるのでしょう。

 そして、優秀な学生を採用するためには、インターンなどの前社会人的比較などは無視して、成績のみならず、人柄までも情報として知り得る体制を整えているのでしょう。

 止むを得ない反面、能力に大小がある限り、運や機会に恵まれるように積極的に動くしかないのでしょう。悲観的な見方でも、ある種既成の無秩序な競争社会でもない平等性が他と慣れあっていますので、“仕方がない”“止むを得ない”のかもしれないのです。