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運をつかむということについて

 私どもは、『運』を掴んで一旗揚げたいという欲求を持っています。これは、男女を問わないと考えます。こうした欲求は、現状に対しての不満か、野心を伴う上昇志向の強い人に見られがちです。が、そればかりとは限らず、環境が変われば野心の芽生える人が出てきたり、パートナーの出現によって野望を抱くようになるとかもあります。何らかのきっかけでも、常に野心と功名心を持った人においても、当該人にとっては、どんなチャンスでも自己にとっての利益取得・野望実現のチャンスとなるわけです。

 ただ、人が変わる時とは、今の自己に満足せず、悶々とした葛藤をもって、一生懸命必要な行動に勤(いそ)しんでいるときと、思わず舞い込んできたセレンディピティということがありますので、これを勘違いした場合には次の不運がある可能性が大です。昇進も降格も、己の意志であることも多いですから、不動の心をもてるように普段の研磨を怠らないことが大事でしょう。

 みなが全員希望どおりの願いが叶う訳でもありませんから、適わなかったとしても腐らない、叶っても傲慢(ごうまん)にならない心を鍛えておくことです。世の中も廻りも不慮の事態に対しての対処が疎かになることは必至です。普段は、こころが穏やかでも、緩急の事態に本性が出たり、裏話でもあった場合に本音が出たりと、『思わず』といった本性の出番が待っています。ですから、こころを鍛えるということも、通常の業務以上に精励しなければならない、スタンスでしょう。