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部下の叱り方について

 新社会人となって、約1年間くらいが一番の下っ端ですが、その後は後輩や部下が出来たりして、自意識も変わらざるを得なくなります。楽なのは、一番下で、怒られながらもフォローしてくれるのが良いのでしょうが、何時までも上司や先輩に頼っていては、自分磨きにはなりません。ですから、鍛錬もそうですが、技術的にも錬磨の上に、年数を経ただけのことはあると評価されませんと、同じ職場で働くことが困難ともなります。

 当初、成果主義は2000年代の初めには、約30年くらいの周期で変わると予想されましたのが、10年も経たないで、変化が急流のように激変しました。これは、自由主義経済の要求する姿ですから已むを得ません。が、それにしても高学歴で、能力のある人たちが採用されることで、漫然と業務をこなしてきた人たちは、どんどん追いやられてくるようになりました。世界の主流でも20年以上の学歴と専門分野を持った人でないと、被雇用状態が維持できないという現況です。更に、競争の倍率が何千倍という狭き門ですから、望んだ業種とか・行きたい職種とかは困難となってきています。その中での、上司の部下のしかり方ですから、出来ない上司ができる部下を叱るのは難しいでしょう。現状では、上司や経営者らは、部下はある意味育っていますので、自分らが教えてもらいながら、褒めながらの教育となるでしょう。上下関係は逆転するどころか、乖離することになるでしょう。この先の新資本主義はもっと乖離します。