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リスキリングについて

 私どもの時(⇒今から、約50年前)には、最初に勤務した就業先には「定年まで」という意識が強かったのを記憶しています。何時の頃からか、ステップアップとかが云われ、自己の内心の充実とか、意欲的により高度の就業先を求めるという意欲が高まって行きました。そして、従前の就業先企業を飛び出し、更なる高みを目指すということがはっきりと言われています。企業内においては、給与の上限と位階的に伸び悩むことがあって、このままではスキルアップと報酬が望めないという不安から、新たな活躍の場を探すということになりました。

 しかし現実的には、転職や資格取得での独立という手立ても、役に立ったことは少なかったようです。偶(たま)に成功事例がありますと、“俺も”という二匹目の泥鰌(どじょう)を求めて、今の職場を飛び出すということはありましたが、満足のいくような結果は得られなかったようです。

最初から、何ら技術や資格を持っていなかった人たちには、厳しい現実が待っていました。

 ですが、現今は企業が永続的ではなく、エクセレントカンパニーにいて不沈艦のような企業で退職までいることができる時期は過ぎたのでしょう。現在は、斯様な企業が減ってきていますので、不安を抱えながらも、自己自身や家族、そして身近な人たちのために必死に頑張っていると謂(い)います。そして、経営側が勧めるリスキリングにも積極的にならざるを得ないということに閉塞感を感じてはいますが、同じ職場での学び直しには限度があるかもしれません。