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仕事を辞めたいという若者について

 何時の時代でもそうでしょうが、変わり映えしない職場環境に対して、“やめたいが”とか“このままでいいのか”などの疑問や不安が蔓延(はびこ)ってきます。これは、自分の業務に対する熱意だろうし、もっと自己の極みがどうかを探っていきたいという向上心の表れでもあると思います。

 「2・6・2の法則」(⇒思いつきです。中(ちゅう)の6の人はどちらにも行きます)という見方(みかた)ですが、実際に2割の人は、どんなに待遇がよくても辞めますし、どんな労働環境であっても辞めない2割の人たちがいることも事実です。情報を与えない、その場の環境が全てという状況であれば止むを得ないのでしょうが、『我慢』という言葉自体、今ははやらないでしょう。

 過去には、(会社側が、辞めさせたい人を)囲い込んだりした時期があったそうです。それが、教育の向上や情報の取得などで無理筋になってきて、知る権利を行使し始めていますから、労働環境や待遇も変わってきました。《「ゆるい職場 若者の不安の知られざる理由」古屋星斗(ふるやしょうと)著;引用⇒2010年代後半から進んだ職場運営法改革により、日本企業の労働環境は「働きやすい」ものへと変わりつつある。しかし一方で、若手社員の離職率はむしろ上がっており、当の若者たちからは、不安の声が聞かれるようになった》それでも、若い人たちには、現状での自己採点が低いか特に高いかで、不満や不安を持ってしまうようです。そうならないためにも、待遇以外にあるべき企業理念が必要でしょう。