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風を呼ぶということについて

 何時も、不安なくらい分からない“風”が吹いています。これは、時流と言ったほうがいいのか、景気の風と言ったほうが良いのかは分かりません。しかし、この“風”というのは、移ろいやすいし、気まぐれですので、全く読めないと言ったほうが良いのかもしれません。

 安定的に学べる時期などは、意外に少なく動乱が何時も眼をむいて襲い掛かってきますので、これに耐えられる度胸と、胸糞悪い結果を見据える覚悟が無いといけないでしょう。これなどは、どの時代にあっても自分が主役であるという決断と実行があれば、ある程度は揉(も)まれても乗り切ることができます。

 しかし、抗(あらが)う力を養成していない人には、沈んで行っても止むを得ないという厳粛な事実が待っています。好き好んで治(ち)において乱(らん)を好むような生き方が良いとは言えないのでしょうが、どんなときにも自己の心構えを磨くことの重要性を大人たちは学ばせていませんと、何時までも「とっちゃんぼうや」のような若者が雨後の筍(たけのこ)のように出来してきてどうにもならないでしょう。評価ではないので、誤解しないでいただきたいのですが、一旦緩急の場においての己の心構えは、何時でも準備できるといった生き方が望まれるのでしょう。自らが風を呼ぶことのできる人は、何百年に一人というほど稀(まれ)ですが、率先して引率できる人を養成していきたいものですね。