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部下を育てるとは

 部下とか、育てるとか、は自分の過去や自分が上司に附いていた時のことを顧(かえり)みますとわかるのでしょうが、決して上司や廻りの意見を素直に聞いてはいなかったことが思い出されます。なぜなのか、理由と根拠のない経験則が自分を縛(しば)っていたからだと考えます。それが、自己にとって「素晴らしくいいもの」だとの誤った認識を持ったまま来ていましたので、始めが間違っていましたので、中途でも、終わりでも、間違ったままになりました。

 これらに気付くべきは本人のみであって、廻りや上司がいくら言っても聞く耳を持とうとはしないからでしょう。従って、間違いを野放しにしていますので、ずっと間違いだらけの行動や結果に対する不信をもったままになります。ですから、何処かで気づかないわけにはいかないのでしょうが、遅きに失する場合も多々ありますので、用心したほうがいいでしょう。

 人は、訳の分からない理屈をこねてまで自分を正当化し、自分は間違っていないとばかりに、他を圧倒することで自己の優位を保つことに終始します。これが最悪の場合、企業や組織を破壊したり、人間関係をも台無しにしてしまいます。これは自分の職業上の人生譚(たん)のみならず、私生活における人間模様も破壊しますので、最も忌(い)むべき言動ですから、用心に越したことはないでしょう。無くて七癖、あったら100癖以上でしょう。こうした理由と根拠のない『俺流』では、部下は育てられないし、育つ前に離職・転職しますので、自分も一緒に育ちましょう。