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未来予測について

 私は、他の何方(どなた)とも違って『未来予測』をしたいとは思わなかったものです。それはなぜかと言いますと、予測は、確率の問題であって実現を喜ばしいと考える人たちの到来するであろう未来ですから、ならなかったとか、及ばなかったとか、への絶望には代えられないからです。

 従いまして、予言を予言ではなく実現する手段を今に始めるということでしたら、20世紀の知の巨人である“ピーター・ドラッカーは「未来を予言する最善の方法は、未来を作り出すことである」と述べていた”ことが参考になるでしょう。

 そのための手近な方法としては、「未来を創造するには、(1)想像、(2)配置、(3)推進、(4)適応、(5)起動の5つのアクション」であるということを、同氏が述べていますので、これらを実践することでしょう。これらがあってはじめて、可能な未来と言えるものとなるのでしょう。

 私どもは、安易な未来を描いてはいけないのです。今の自分を正確に測って、更には加減乗除があって、その上にもたらされるのが『未来予測』というものだと理解することです。

 確かな未来は、“私どもは確実に老い・死に至る”という厳然とした事実のみですから、これに抗(あらが)うためにも、その他の方法や手段があったということを立証することでしょう。

 ただ、私個人の思い入れですが、西洋における合理的精神と東洋的情緒礼賛が相容れない部分を、どうにかすることだと思って貰っても良いと考えます。