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繰り返す苦悩について

 人は、自分以外は100%分かるわけではありませんが、ある程度の苦悩を抱えて暮らしています。更には、業務上でも苦悩によって捗(はかど)らないでいることが多いものです。ですから、どうにもならない苦悩については、手離すことを承知することが良いことだと理解すべきです。

 そして、苦悩は波のように繰り返し、揺り戻してくることで執拗に迫ってくることも承知すべきです。確かなことは、思い続けているうちは、決して無くならないということです。手離すことでもなく、考えないことでもなく、先ずは受け入れることが肝心でしょう。

 宗教も、倫理も、活学の中ではそんなに大きな地位を占めてはいないでしょう。世の中のことを理解している、納得している人の顔色を見てみますと、大きな喜びが覆っています。この喜びには、代えがたい充足と満足感が見られます。

 人が何のために働き、何のために心を開放するかを理解すべきでしょう。年輪を重ねた人には、揺るがない強さがあります。その強さとは、諦(あきら)め、絶望、悔悟(かいご)、執念及び妄念をも超えた明るさの源です。大きくもなり、耐えられなくもなり、納得もすることでしょう。働き、遊び、考えながらの先にある「モノ・コト」は、自分を豊かにしてくれることを学ぶべきでしょう。