経営者も従事者もともにどうぞ

お困りのことで、コンサルティングをお受け致します

自分を成長させる考え方について

 最近思うのですが、どんな綺麗ごとを言っても自分が実行していなければ、人は納得しないし、ついても来ないでしょう、と言うことです。自分が率先して行うからついてくるのであって、云うだけ言ってあとは他の人がやれ、では人は納得しないでしょう。私もそうですが、自分でできることには限界があって、その余の分は他の人に手伝ってもらわない限り、目的や仕事が完成しないということを知っています。しかし、プライドが許さないとか、他人のしたことが納得できないとか、些末なことだから、それなら自分でしたほうが良いとか、様々な理由で仕事を抱え込んだり、遅くなっても緻密な出来栄えを楽しむというようなやり方がまだまだあります。これは、マニアの類(たぐい)でしょう。上杉鷹山(ようざん)や山本五十六(いそろく)のようにはなれません。

 稲盛和夫氏が言うには、“登る山によって準備や装備が違うが如く、どういう人生、どういう経営を目指すかによって、その人がもつ『考え方』のレベルは全く違ってくる”とのことです。何を言いたいのか、ご本人の稲盛和夫氏には知悉(ちしつ)のことでしょう。

 確かに、良いものを作れば売れるというモノでもないのでしょうが、基本は良いもの、十分批判に耐えうるもの、どれと比較しても遜色(そんしょく)のないものがいいでしょう。どちらがどうだとかではなく、企業の成り立ち、精神は受け継がれるのでしょう。これと同じように、結果からついてくるモノ・コトではなく、続く先への高みに自分を成長させることでしょう。