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腹(はら)落(お)ちと変化とは

 世間でよく言う、『腑(ふ)に落ちない』という使い古された言葉の言わんとするところは、次のとおりです。それは、自己の内心において納得のできない現象や場の雰囲気がありますと、どうしても頭と腹の両方で納得がゆかず、逡巡(しゅんじゅん)します。これは、頭で理解するのと身体が言うことを聞くこととの乖離(かいり)です。が、心底納得がいけば、心が打ち震えるような状態となって、気分も高揚(こうよう)することになります。しかし、どうにも相手の言っていることや、世間での出来事に対して理解も納得もできない時には、「腑に落ちない」ということになるのだと考えます。これが、腑に落ちますと、自分の顔が綻(ほころ)んできていることがはっきりと分かるものですから、そうしたキラキラした状態を導くのに使われるのだと思っています。

 ですから、掲題の『腹落ち』というのが分かるのは、自分の内心の充足をも意味することになります。同じ状態である「腹落ち」という言葉に繋がるのでしょう。これには、変化を伴います。顔色や態度、更には次への行動も変わってきます。積極的になって、範とする態度にも表れてきていますので、自ずと行動がはっきりしてきて、不明朗な言動も無くなります。

 良い意味でも、態度の変化には善行が伴います。言行一致の状態であって、素直になりますので、廻りへの影響も自ずと良くなっていきます。

 この変化は、大勢の人が求めている行為態様であって、道しるべにもなります。