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事業を興(おこ)す人などの人柄と哲学とは

 私どもは、何時しか経営者(組織の内部昇格を含む)になりたい、何時かは独立したい、近いうちに起業したい、などの意識を持つことが圧倒的です。が、実際に成功する人は、僅(わず)かな確率でしか実現しません。何故でしょうか。志と事業の展開とは、齟齬(そご)があり違うものだからです。これを実感として捉(とら)えることを意識しないでは、実現・成功はしないでしょう。

 即ち、「事業は、それを担う人の性格、人柄、度量を如実に反映」(安岡正篤・言)するものですから、目的意志と実態効果が意に沿わないで終息してしまうことにもなるからでしょう。

 そして、「経営に立ちはだかるあらゆる問題に、完璧に対処しようとした稲盛和夫氏にしてみれば、フィロソフィ、経営哲学に思いをはせるというのは、当然の行動だろう。結果、短絡的になりがちなマネジメントに、たくさんの選択肢を用意することにもつながったのだ」とも言えます。また、「セラミックメーカーである京セラ、通信会社であるKDDI、そして航空会社であるJALの経営を、それぞれ大成功させた経営の神様・稲盛和夫氏は、哲学を学ぶことで大局観を身に付けたのだ」ともいえます(小倉健一;イトモス研究所所長引用)。更に、「フィンランドの哲学者で、企業や組織のコーチングを2,000人以上に行ってきたエサ・サーリネン氏」も同じように言っています。即ち、『思念(しねん)は業をつくる』ということでしょう。