中国経済は、過去の栄光には届かなくなっているようです。何故なら、何処の国でも言えることですが、飛躍的に伸びた経済には上限があって、国力と国民の数以上には伸びないという定理でしょう。従って、この数年目標と実績が噛み合わなくなってきているのが現実でしょう。驚異の帝国主義経済であっても例外はない、というのが明白となりました。ですから、今後は底上げの経済浸透に眼が向いても良いのではないかと思っています。そうすることによって、国民の安寧と国家に対する忠誠心が浸透することにもなるでしょうし、農村戸籍を有する人民にも経済の恩恵を受ける機会を与えるべきでしょう。国力の充実に貢献した国民の期待に応えることこそが、指導部への忠誠心となってくるからです。マスコミによる情報公開での外観的判断が限界ですが、外から見える景況においても現実となってきた経済減速の影響は、ますます国民に反映しますし、反射的効果がでてきますので、経済の恩恵が辺境や家庭に回帰することがあっても良いのではないかと考えます。
