ひとは誰でも、「付き合いやすいなぁ」と思える人と、最初の印象から付き合いずらいという人がいることは、実際にあるでしょう。これは、『相性』の問題で、誰にでもあることと承知はしています。しかし、実際にぎくしゃくしたその場に在ってしまった時には、どうしていいのかは分かりませんし、後日の失敗談になることも多いでしょう。業務でしたら何とかやり遂げられても、個人的な交流は結びたいとまではいかないでしょう。これが、即ち相性ということであって、ウマが合うか合わないかというたぐいの問題です。理屈では説明できません。
世間一般的には、世の中の全員から好かれるということは困難ですが、全員から嫌われるということはあり得ます。ですから、自分の発言や行動が好かれるか嫌われるかは、自らの言動次第ですので、用心深く進行する人と、どんな場面でも我が道を行くといった、なりふり構わない人もいます。“相性”は天然ですので、無理筋ではどのみち壊れます。
どちらが得か損かなどとか、利益と利害のみで付き合いのある人とかは、私的な交流は困難でしょうから、どっちかを選択するという交流となることは明白です。最初に、少し話しても分かりますが、「この人とは、永く付き合えないな」などという心象は直ぐに分かります。特に、世の中を善悪で判断する人は、分かりやすいですし、相手への付き合いも程度によって分けることが可能です。相性ということは大事です。そして、これが親交の基本だと考えます。
