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学業とスポーツについて

 古くて新しい課題ですが、特に将来や目標について、明確な意思を持った両親の下では、学業に対する意識が半端なく大きいものがあります。これは、親自身が生きてきた半生での集約された記憶でしょうから、分かり過ぎるほど分かりやすい答えです。

 しかし、親も子も生き方には自由な活路ということがあると考えます。親とは違った生き方をしたい、親のような堅苦しい生き方は苦手だ、などの考えが自己にある時には、廻りも含めて煩(わずら)わしい限りだろうと思います。親は親、子は子、と違った意識を持てば、好みに合ったスポーツや戦うことが好きな武道などを選択をすることも吝(やぶさ)かではないのですが、宿題や学業の役に立たないとかの横やりを入れられて、自分の人生を枉(ま)げられたような気になるものです。

 ですが、大勢ではないのですが、学業とスポーツを両立させている人たちもいますし、それで世間的にも大いに輝いている人たちがいます。これを称して世間は、文武両道と言いますが、自己の身に置き換えて、好きなことで、親とは、世間とは、違った生き方をすることが全てですから、先ずは活(い)きるということを念頭に、軸足をここにおいてもいいような気がします。