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会社を辞めたい人との関りについて

 今に始まったことではないのですが、新社会人として実社会に出ると直ぐに壁に打(ぶ)つかって、悩み、苦しみ、ヘタってしまい、迷路に入る人が出てきます。この迷路は、後で考えますと、「なぁーんだ、そんなことで」と思い出すのですが、渦中(かちゅう)にありますとなかなか簡単にはいかず、髪の毛を掻(か)き毟(むし)るような呻吟(しんぎん)を続けることになって、誰の意見も聞かなくなります。

 一旦、白紙に戻してしまおうと思ってしまいましたら、誰の意見も聞かなくなるのでしょうが、その前に相談、診療を受けることをもしなくなってしまいましたら、状態としては良くないでしょうが、大抵は重症になってからが初めて自分の状態に気付くという繰り返しとなります。結果として、怠業(たいぎょう)、無断欠勤、辞職送付などの行為に走ります。

 決して良い状態ではないのですが、自身の内心の声に従うことですから、正しいのでしょうが、友の存在や師の存在がこの時ほど欲しがることもないでしょう。師には、色んなことを話せて、何故会社にしがみ付かなければならないか、辞めるということがどのような意味を持つのか、人との関りはこうも辛いのか、などをもっと突っ込んで話し合える人が欲しい所です。

 これなどの一切を試したうえで、その先にある困難と、バラ色の未来があるかもしれないということの証しを、見せてみることも一興(いっきょう)だろうと考えます。