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ヤングケアラーの問題点は

 どこを見ても、何かしら不足や不憫(ふびん)があって、これを何とかしなければとは思うのですが、家庭に入れないとか、公的機関にも限界があるとか、犯罪が生じてからでないと動けないとかの制限があって、お互いの領域で竦(すく)んでしまっているような状態です。これにも、沢山の課題や引き続いた因縁があったりで、一朝一夕には解決できない問題が多々あります。

 但し、ケアーする相手が、老齢の親族とか、兄弟姉妹とか、両親の片方とかの直截的(ちょくせつてき)な関りがありがありますので、外部には出にくい状態で長く続きます。ですから、一旦公にされますと問題が山積して、どれから片付けたら良いのかさえも迷う事案もあります。

 自分が幼くても、弟や妹の面倒を見なければならないために学校に登校できない、姉や兄が偏食で引き籠(こも)りであるがために、自分が小学校の低学年でも包丁を持ったり、火を使ったりして、日常の食事の世話をしなければならないなどの問題を抱えています。

 明治5年の学制発布後は、貧しい、金がない、喰うのが先、といった家庭が圧倒的に多くありましたので、第二次世界大戦前後を除外して、貧困をまず解消しようとしているようですが、これのみでは解決できない諸問題が山積しています。

 学校に通うことが全てではないのでしょうが、学ぶ意欲が出てきた年齢になって知人や友人から離されたりしますと、内心の感情も伴わなくなり、心が曲がって行くことにもなります。