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老後とは

 私どもが常に考えさせられることは、まだ見ぬ『未来』という名の老後でしょうか。私どもは、全員が年を取り、誰かの世話になりませんと、不自由を託(かこ)つことになるという厳然とした事実を認めることがなかなかできません。できないからこそ、今の自由を享楽的(きょうらくてき)に楽しむことに専念します。更に、今が全てであるかのように、長生きしたくない、今が良ければいい、先を見たくない、自己責任、などという実態のない根拠で他人を煙(けむ)に巻(ま)くようです。

 誰もが、健康で、文化的な生活を営みたいとは考えますが、全員が何不自由のない生活はできないでしょう。その根拠として、病気やけがはつきものだし、そうでなくても車社会と言われて、一時は交通事故死が1万5千人を超えた時期もありました。交通事故に対する認識も変わってきて、現在は年間約5千人余とまで減っては来ましたが、それでもゼロではありませんから、空間を跋扈(ばっこ)する空飛ぶ車社会となることが必定でしょうから、老後は今と心得ないといけないでしょう。ですから、老成(ろうせい)とか、人格者にならずとも、内心の自己を完成させることはできるのではないでしょうか。正に、これが老後でしょう。

 現実には、生きて、喰(く)って、経済や社会を興隆(こうりゅう)させる責任が出てくるわけです。これは、働くことが可能な成人を含めた社会人でしたら当たり前です。この当たり前の行動をスムーズにできるような選択肢を取るべきでしょう。