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バイアスの見方を変えるとは

 バイアスを掛けるということが、普段は良い意味で使われていないのですが、私自身も良い意味では使ってきませんでした。これは、通常人の考え方や意識において先行する意味合いが普通人と同じであることを意味しているからでしょう。

 しかし、悪い意味ばかりではなく、先行した考え方そのものに対する考え方を変えれば、違った景色が見えてくると思います。自身両親から良い性格をたくさんもらってきましたので、人に接するに自分が優先したことはありません。これは、特に良い性格の表れですので、今後も持っていたい性格のうちの一つです。しかし、世の中の例では、良いことばかりではないのです。疑ってかかられたり、最初から下心があって、不信と猜疑の目で見られたりしていますと、嫌な気持ちになります。⇒方便≠たばかる、と読む地方もあります。凄(すご)い言葉です。

 これなども、バイアスの見方を変えた方便の一つなのでしょうから、変えることとは違った局面での示唆(しさ)もあることを思考の一つに入れるべきなのでしょう。

 普段でも、良くは思われない言い方が良い意味で使われた際などは、後で聞いてもほっとしますが、後で真逆なことをきかされますと、良い気持ちはしないでしょう。

 ですから、善悪で判断することも、量の多寡で判断することもあり得るのですが、仏の顔を持った全員でありたいと願ったならば、良い方向へのバイアスを自分に掛けるべきでしょう。