経営者も従事者もともにどうぞ

お困りのことで、コンサルティングをお受け致します

同時系と継次系について

 私たちは、各自の行動について、ある一定期間が過ぎますと、何も考えずに何気なくしているように傍(はた)からは見えます。しかし、当人の行動には規則性があって自分アリキの経験則と性格の為せる業として動いているのです。慎重で、性格が固い人は、始めから順序だてて先が見えるように気を配りながら進めます(=継次系)が、感性型の人は、ランダムに仕事を進めて結果として業務完成をし遂(と)げます(=同時系)。ですから、何方(どっち)が良いかは分かりませんが、先天的な性格の問題に帰着するのでしょう。同時系については、気分屋で気まぐれな性格でしょうが、継次系と違っていますが至る所は同じでしょう。

 ですから、コンサルティングを求められた時には、一概にどちらと決定することなく、何方(どちら)かの性格の従業員がいることを経営者に理解してもらうことに全精力を注ぐべきでしょう。これによって、二大の系統の違いも、やり方にも違いが出てきますので、上司らも会社側としても、結果的に色んな従業員の成功法則があれば良いと考えます。

 断定的に裁断はできませんが、自己の性格判断を慎重にして、且つ自分がどちらなのかをしかと見入るべきでしょう。そうしませんと、迂闊(うかつ)な判断で性格の違いを露呈してしまい、結果的に同時系と継次系との混乱を招来してしまいますので、用心してください。