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中小企業の経営者について

 老舗と言われる、200年・300年企業も含めますと、日本国内の中小企業は約360万社弱あります。これらが全て世代交代も含めまして、入れ代わり立ち代わり社長を変えながら、生き延びてきています。良い例ですが、アメリカなどは欧米に比較して老舗が多いものの、100年さかのぼりますと、どの程度あるのかは不明です。これが何を意味するかと言いますと、日本企業は見た目は華やかではないのでしょうが、ステイクホルダーに対する思いやりとか迷惑を考えて、企業の維持・存続は自分の側だけにとどまらないことを指しているのでしょう。

 ですから、特にアメリカなどは、日本企業の維持・存続の慣習を学びたいのでしょうが、国民性が違いますので、今現在はなんともしようがないというところでしょう。また、人に使われることが嫌で独立した企業人以外は、維持存続のための形態をしっかりと“家伝”という形で残しています。一度倒産した金剛組などでも、室町時代の中期にできた虎屋でも、一子相伝の伝承があるようです。今現在は、科学的研究や知財そのものを公開するようになってきていますので、「秘伝」が無くなりつつあります。ですから、特に中小企業の経営者らは、自社のための技術や競争優位期間の蓄積などを含めて、他社に勝つための企業努力が絶えず要求されることになるのでしょう。云いかえますと、経営者らが、一番働き、一番目配りが必須だということです。起業する、維持する、発展するなどは、安易に走らないという覚悟でしょう。