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学びと実践の違いとは

 私自身は、始めに「興味」とか「関心」を持ったことに対して、収集する行動力はあります。しかし、その収集がそこでとどまってしまい、その先への行動力がありません。これは、そこで満足してしまうからでしょうが、自分でも感心しない性格だと思っています。実際には、ここからが始まりで、資料の分析・理解・洞察・使用・他者への告知などをして初めて、自分が集めた資料の価値が出てくるものだと理解しなければならないでしょう。

 実際廻りをみましても、資料を丹念に解析されている人の理解度や深度には、納得のいくものがあります。“集めてお終い”では、その場限りの知識で終わります。これは、子どもの頃には最初に気付きがあったとか、目の付け所(どころ)が違っているとかで、もてはやされることは多いのでしょうが、長じては持て囃(はや)されません。何故なら、理解と賛同を得られない意見には、誰も引き付けられないからでしょう。

 早い気付きは、理系の研究家タイプには、早晩抜かれてしまいますし、理解の深度も違ってきて、どんどん置いてきぼりを喰ってしまいます。これにならないようにするには、集めた資料を丹念に視ることです。そうしますと、だんだんと筆者の意図やニュースソースが分かり始めます。そしてここからが、各人の理解力との競争となるのでしょう。これが、学びと実践の違いです。