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言語化の出来る人の意識は

 他人の話しを聞いて、これと同時に自己が「言語化」できるかどうかは、頭の回転がすごく早い人ができることだと理解していました。併せて、私には時間の猶予を貰わないと言語化どころか、理解と納得にも苦しむようになりますので、相手の話していることや意図がしっかり伝わらない限り、正確な答えや返す情報が中途半端になると考えていました。それなりの理由と根拠はあります。それは、理解に時間的接触と、深度の度合いがあるからです。

 私どもは、学校教育において、平均的日本人を目指すように教えられてきています。ですから、教室で言う成績の中(ちゅう)の上(じょう)以上は自然と分かり、理解度が上がっていきますから、その後は放っておいても上を目指して頑張るようになります。しかし、中(ちゅう)より下(げ)となりますと、“進んで”という訳には行きません。試行錯誤の連続ですから、知識や知恵の出しどころも違ってきて、集約しますとやっと平均的な日本人ができるようになります。これは、家庭に帰っても同じことでしょう。他人を出し抜く、他人に後れを取らないなどは、目端の利く子たちの専売特許です。こうした、何を以て自己の目的とするかは、それこそ各人の彷徨(さまよ)いながら辿(たど)り着く『駅』であるとともに、『プラットホーム』にもなり得るでしょう。本来でしたら、各人各様の興味の赴(おもむ)くところとなるのでしょうから、千差万別の結果が出ても良いのではないかと考えています。これが、時間的接触のある言語化の目的でしたら良いのでしょう。