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質問の有用性について

 人が人との円滑なコミュニケーションを図るための手段が、インタビューであるとしたら、これに伴う『質問』が大事になってきます。なぜなら、相手の話す意図が分からずにいては、適正な会話や円滑な話し合いができないからです。ですから、相手の話してきたことに対して、分からないことをそのままにせず、分からないところは質問し、合理的で納得のいく答えが出ていましたら、これに勝るモノはないでしょう。

 そして、お互いを深く知る機会にも恵まれますので、更なる深化が図れるものと考えます。不信や猜疑(さいぎ)でもってお互いを牽制していましたら、何時まで経っても相互理解は行きませんし、円滑な付き合いもできはしないでしょう。よく、私が若い頃に云われましたのが、「傾聴力」ということでした。人の話をまともに聞けない人が、正しい智恵を出せるはずもないし、相手の意図も分からずに話を進めてみても、正確な回答や結論を導くことはできないでしょう。

 こうした意味合いから言っても、古来より云われてきました、傾聴力もさることながら、質問力が鍛えられていませんと、訳の分からない途切れた会話の連続となってしまうでしょう。

 戦争も、身近な争いも、些細な勘違いや、相手の意図とは違った理解の仕方で大きく違ってくるものと考えています。そうならないように、是非とも質問を大事にしましょう。