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貞(じょう)観(がん)政(せい)要(よう)について

 政治の学びとは、過去に為政者らがどのようにして“臣や民”を統(す)べてきたかです。私どもは、働くのに精いっぱいで、その日の暮らしに疲れてしまって、明日や先のことへの配慮が足りません。そして、不足が出ましたら不平や不満で、互いの悪口の言い合いになります。

 しかし、この貞観政要は為政者らの議論とは言え、社会インフラや統治の基本、互いの論拠を示した活学を紐解いています。

 即ち、貞観政要とは、中国4000年の歴史の中で、特に平和な時代を築いた唐の第2代皇帝、太宗・李(り)世(せい)民(みん)。彼の優れた政治力、人間力は、人々に平和と幸福をもたらし、貞観の治と呼ばれる太平の世を作り出しました。 貞観政要は、そんな李世民の政治に関する言動や行動を記した書物であり、帝王学の教科書として長い間使われてきました(⇒フリー百科事典ウィキペディア引用)。ですから、これがただしいとかではなく、これを用いて何ができるかでしょうか。権力や地位は、腐敗します。腐敗した権力や地位は、無用の長物以上に害悪となります。

 何もかも諸外国の典籍に学ぶべきとは限りませんが、“良いものは良い”し、“学ぶべきは学ぶ”という姿勢で良いと考えます。頭を低くして、教えを乞(こ)うのは当たり前の行動であって、学ぶべき人に頭を下げるのは当然のことでしょう。