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社会人の常識とは

 社会人としての歩み始めは、面接で通過した希望の会社等での業務開始のことになると思います。今まで培(つちか)ってきた常識とか、観念的に覚えてきたこととの齟齬(そご)も目立ちますので、きちんとした企業等でしたら、入社以前に『研修』という名の訓練があります。これによって、各自も勤務先への意識や考え方も変わってきますので、相当理由のある研修と言えます。

 しかしながら、個人商店や町医者などの従業員などは、その場限りの採用ですので、研修などはもちろんありませんでしょう。ですから、雇用主も常識等が始めからあることを前提に採用しますので、お客様からの苦情で初めて意識することになるでしょう。

 しかし、私の思い込みでは、有資格保持者への遠慮などがあって、これに対する“恐れ”があって「へりくだる」ことで、“自分を意識してもらえる”などという幻想を抱いています。これは、明らかに間違った観念ですし、これを許していたら、真っ当な会話もできないということになるのでしょう。が、実態は違っていて、自分を出さないことで、自分の有利を求めるという歪んだ意識への傾倒になります。これでは、何時まで経っても何も変わりません。簡単に言いますと、偉そうにしている有資格者や、これに従事する職員などの態度は改められるべきでしょう。社会人の常識は、“対等であるということからの出発が本来である”という幻想ではない現実の招来です。