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人脈より大事なモノとは

 藺相如(りんしょうじょ)と廉頗(れんぱ)の関係のように、首を差し出しても惜しくは無いという関係になれる人がいたかと言いますと、『否(いな)』ですね。70年の人生でも得られなかったというのが正直なところです。努力も足りなかったのでしょうし、求めても得られなかったのかは分かりません。それでも、中国古代に憧(あこが)れ、無いものねだりをして止まない、自分の我儘なこころに欺瞞(ぎまん)を感じます。持って生まれた性格は変わらないでしょう。変わるくらいの環境にもいなかったようです。

 更には、管(かん)鮑(ぽう)水魚(すいぎょ)の交わりと言われるように、肝胆相(かんたんあい)照(て)らす中の人も持てなかったというのが正直なところです。これは、私の持つ器ですから、誰の性でもないでしょう。艱難(かんなん)にも耐えられなく辛苦にも目を向けない生き方には、偏に自己の恥ずべき生き方だったかもしれません。

掲題のように、友がいなければ輪も無いですし、人脈は大切で且つ自己を大きくするものでしょうから、これからも進んで求めるべき対象でしょう。

 各個の生き様でしょうか。人脈よりも大切な“モノ”とは、未だに分からず、未だに作れずにいます。自分が何かをしたい時、自分が悩んでいるとき、黙って手を差し伸べてくれる『ネットワーク』でしょうか。そして、当事者の苦難が去れば去って行くような、爽やかな関係でしょうか。友の遠方より来る、これでもましでしょうか。