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信頼関係とは

 私どもは、中国から四書五経を始め、書籍や謦咳(けいがい)から、沢山のことを学んできました。数え切れないほどの恩恵を受けてきました。しかし、易姓革命(えきせいかくめい)で焚書(ふんしょ)坑儒(こうじゅ)をする自国では先例に倣(なら)うことを潔(いさぎよ)しとしなかった歴史から、新たな学びを得ることをしてこない最近の中国には危ういものを感じます。また、僅(わず)か現今の約100年の歴史でも、李氏朝鮮が約600年の伝統を捨て、国民の約半数がキリスト教に変更したかも知ることができずにいるようです。

 管(かん)仲(ちゅう)・鮑叔(ほうしゅく)や藺相如(りんしょうじょ)・廉頗(れんぱ)の交わりも出て来ません。私自身習い覚えたときは、これに倣おうと求めましたが、不徳のいたすところ至りませんでした。これには、自己をも高みに至りませんと相手にのみ求めては何も得られないという“喩(たとえ)”でしょう。揶揄(やゆ)されても仕方がありません。人には、その長(ちょう)たるべき「信頼関係」がありませんと、信用も、信頼も、してもらえないでしょう。これが、世の中の理(ことわり)でしょう。世の中には、知・情・理・徳というのがあって、どれが欠けても人の長たるに相応(ふさわ)しい人にはなれないでしょう。

 従って、信頼関係も信用も一日にしてはならない積み重ねに対して、すべきことが何かを知ることが先決でしょうか。