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ナラティブとは

 私は、能動的にも、受動的にも、意図しない物語があっていいと思っています。何故か。決められたストーリーというのが苦手なものですから、最初からわかっている先に向かうよりも、意図していないコトが先にあった方が良いのではないかと考えるからです。

 “ナラティブ”という言葉が、そのものの変異性を語っているとしたら、ストーリーよりもずっとナラティブの方が自分の好みには合っていると思っています。予見された先や、見える世界での僥倖は確かに確実性があって、結果的に本人に安心を与える根拠となりますから、傍も安心して見ていることができます。しかし、ナラティブでしたら何が起こるか分かりませんし、一切も一部もその中に含まれて構成されてしまうような場面展開を意味するのではないかと考えるからです。即ち、ストーリーには確約された筋書きがあって、それによれば本人も廻りも納得のいく結論を導き出される様な構成があるからだと思うからです。こうしたストーリーとナラティブの違いが何処になるかまでは、私自身はっきりわかってはいませんが、筋書きのないドラマと同じで、わくわく感が違うのではないでしょうか。

 こうした結論の違いから、自分は何を求めて生きているのかと言いましたら、自分で描いたストーリーには飽き足らなくなってきて、何処かに変化を入れているのではないかとさえ思ってしまいますから、醍醐味や充実感を覚えるのでしたら、ナラティブの方を選択したいですね。