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勤勉さについて

 勤勉さについての“美徳”を生涯の「徳」と考えて来た日本人は、未だに固定的な割合があると云えます。これは、内国的な考え方の一種で、外を見ると多様性や交渉で何とでもなる形態が現にあるということに目を向けることが困難だからともいえます。しかし、グローバルで考えた場合、古き良きアメリカが、“ドリーム”を実現困難にしてきたことへの反省もあり、且つ今後105億人まで増える世界人口の問題とも重なって、更なる困難を招くものと考えます。

 また、ひとの起源であるアフリカへの回帰もあり得るであろうと考えていますので、本来の、①何で生まれてきたのか、②何のために生きるのか、③何をしたいがために生きているのか、④これをしたいといった目的があるのか、などの枢要な考えが失われていることも問題でしょう。私どもは、約4,000万人の人口で精一杯になった国土の広さから言って、有限の物理的な枠を超えて何ができるかを、今後は考えていかなければならないということを認識すべきです。

 勤勉さが何を生み、そしてその勤勉さが何を齎すのかを考えた場合、ひとは幸せになるという考え方の先にあることを同時に実現しなければならないのでしょう。

 道徳ではなく、公平な立場での相互理解でも必須です。

 教育も、倫理も、古い価値観と言われないために、そしてもともと“ドリーム”実現のための移住や移民を重ねてこなかった日本人の考えるべき問題でもあるでしょう。