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革命の正当性について

 何方にでもあり得る『革命』という名の現状変更には、勇気と決断が必要でしょう。仲間は集まります。しかし、思想や信条にまで付き従って、感銘を受けるという大時代的思考には程遠くなりますので、他人を感化させて、自己の魅力を発信するということについての労力を出し惜しみすることになりました。何故なら、平均以上の知識と、まあまあの能力が各自に見えていますし、そこそこに頑張れば、何とか食っていけるという現実に、冒険や勇気を見いださなくなってきたからです。時代の変遷で、意識も嗜好も変わります。

 ですから、革命を本気で信じていた時期とか、純粋培養された時期があったとしても、自己の内省において反論の能力が欠けている場合には、それ以上の努力も反骨も出す機会を失います。これを正当化することで、革命の意味が変わってくるのです。

 各自が、自己の正当性を主張できるとしたら、過去に回帰して自己の正当性をはっきりと言えるのが前提ですから、親や廻りからの訓育や正義の観念を植え付けられた時期を通り越して、その後に迎える感性や自虐性をどのようにして正当化して行くかということにも繋がるでしょう。誰しも、己の正当性について疑問を持ちませんが、第三者から振られて始めて揺らぐ気の迷いもあるということです。

 お互いに持つ正当性の根拠は、己に依って立つ根拠と信念の拠り所を掴むべきでしょう。