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プライドについて

 私ども各人が持っている矜持(きょうじ)、即ちプライドとは、譲ることのできない限度のことを言うのでしょう。これは、各自の持つ出自(しゅつじ)や親を含めての閨閥迄(けいばつまで)を含めて何を以てプライドというかは意見の分かれるところでしょうが、一面失くしてはならないモノであり、持ちすぎてもいけない重たい“生き物”でしょう。

 人が、毎日暮らす中でお互いの円滑な交流には、主張よりも遠慮、即ち譲るという行為態様が、お互いを思いやるうえで大切な生活の知恵でしょう。これがありませんと、ギスギスした人間関係の轍(わだち)の中で、悔いを残しながらの生活を送ることとなるでしょう。

 確かに、主張すべきはいろんな場面で出てきますし、どうしても譲れないという価値観の違いも出てくるでしょう。地域性もありますが、外国籍の人などは、日本に来て独自色を出していくことが認めてもらう大切な要素でしょうから、どうしても自己の立ち位置を譲るわけにはいかないのでしょうし、私どもが諸外国での生活態様でも自己主張をすべき時が多々あることにもなります。

 こうした違いは、地域性が取って代わることでしょうが、基本は譲らないことです。一番自己にとって都合の好い状態から、漸減(ぜんげん)していって、折り合いの附くところで合意するのが良いのですから、最初は自己都合の一番の高みでしょう。ここからが、出色の性格を出しましょう。