男女の恋愛は、何時の世もどちらかが思い入れの多い・少ない、で割れることは多いと考えています。特に、男性は恋愛対象としてではなく、「おんな」として見ていますので、恋愛とは違った対象となります。長い間付き合っても、短期間の付き合いでも、相手に対する思い入れがどの程度かで違ってきます。性の対象か、仕事などの情熱か、尊敬かは別に、見方は女性と男性では違うのではないでしょうか。
学生とのときも、社会人となっても、見方は変わりません。異性か同性かも変わらないと考えます。それは、興味であり、関心でもあるからです。この延長にあるのは、どのくらい相手に妙味を持てるのかどうかで、違ってくるのではないでしょうか。
確かに、異性と意識していなくても、ある日突然に変わることはあるのでしょうが、それは性の対象であって友情とは違います。私個人の意識では、男女間には友情は成立しないと考えています。欲望もあるし、尊敬も、下心も綯交(ないま)ぜになっているからです。単体で考えることが如何に困難であるかは、経験則で分かるのですが、その場その場でも全く違ってきます。従いまして、“友情という名の男女関係”は、存在しないでしょう。
