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男女間の主に心の格差について

 男性も女性も、楽しい時、悲しい時、辛い時、嬉しい時、などは交互に巡ってきて、様々な人生模様を彩(いろど)ります。しかし、一人ではどうにも解決に至らない時などは、誰かが傍(そば)にいてくれるだけで安心感や心の均衡を保てることがあります。こうした付き合いの出来る異性は、尊敬もできますし、励ましにもなります。しかし、相方の辛いときに塩を塗るような仕打ちをされたときには、喩(たと)え励ましでもその人の本性を見たよう思いで胸が苦しくなります。こうしたときは、全てが信用できなくなり、曳(ひ)いては親兄弟でさえも不審に思うことがあります。助言が悪意に思え、忖度が悪魔のささやきのように聞こえてきます。こうした精神状態では、人付き合いも困難となり、引き籠りという結果を晒(さら)すことになるでしょう。

これでは、回復も再起もおぼつかないし、況(ま)してや本人の信用も得られませんでしょう。本人の辛い時に輪をかけて甚振(いたぶ)るような言動は、社会現象ではなくて、男女間では時に起こり得る“現象”であって、どんなときにも起こり得る悲惨な感情ですから、立ち直りの機会は自己の復元力に頼るしかないと思われます。

男女間の心の格差は、あらゆる範疇・あらゆる出来事に対しても逞(たくま)しく蘇(よみがえ)りますから、これを“格差”と言っていいのかどうかは別に、特に気持ちの問題として理解しなければならないでしょう。正に、これが男女間の主に心の格差ですから。