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Z世代の親子観について

 私どもは、自分ら以前の旧世代の価値観と使い古された観念で育てられてきました。絶対と言って良いほどに、反論や文句・苦情を言わせない育てられ方でした。ただ、これは軍政の覆滅と突出して誤った観念が招いた絶大な後悔を生みました。それでも、言い訳をする一部の人や黙して語らなかった人たちのために温存されてきた思想がありま。

 当たり前のようにして、先輩から後輩に教育的指導と称して暴力が罷(まか)り通(とお)っていました。ですから、違和感も、疑問も感じないままにきたのです。これが良いことではないことを十分に知っている一部の人が、いち早く戦後教育の場で、これまた誤った国権とか民主という訳の分からない思想を植え付けてきましたので、複合的誤りの相乗効果を持たらしてきましたのが、今に至っているという現状です。これらは、一様な考え方が正しいものではないとしても、誤ってはいないのですが、強制と命令では、本人の意思を蔑ろにして、一生に及ぶ慚愧の念を生むという考え方に及んでいませんでした。

 ですから、このような考え方が1997年頃からのZ世代にも受け継がれたのでしょう。正しいかどうかの価値の立証を経ることなく、一部では命令が先立っていましたので、貧困と相まって自分らの子どもを持つことへの疑問を覚えた可能性があります。Z世代の親子観もそうです。就職氷河期と相まって、未来に対する希望が持てないならと考えても不思議ではないでしょう。