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悲嘆から立ち直るプロセスについて

 悲しいことを悲しいと表現できるまでには、各人各様の時間がかかるのではないかと思います。これが、全ての人に当てはまるかどうかは分かりません。が、私に限っては、時間もかかりますし、思い出したら何度でも苦渋を味わわなければ済まなくなります。楽しいことや、楽なことに対する高揚した気分は良いものでしょうが、人の死に直面したときや、不幸な事故にあった時などは、どういって言葉がけをして良いものやら分からなくなります。

 私でも、過去には悲しい出来事や、耐えられないと思われた不幸はありました。しかし、『時間』という名の偉大な“癒(いや)し”は、何ものにも勝りました。とても耐えられない、どうしたら良いか分からない、と言った場面に遭遇しても、言葉が救ってくれるものでもありませんし、友人や知人が救ってくれたという意識も無くなります。長い時間を経て、分かるようになっても、直後や、暫しの時間経過では、何ものをも癒せません。

 他の人たちがどのようにして、傷や痛みを癒しているのかは分かりませんが、何年かぶりで会ってみたりしますと、変わっていることに気づいたり、少なくとも不幸が発生した当時の本人ではなくなっていることに、ほっとすることがあります。

 ですから、各人各様のプロセスはあるのでしょうが、立ち直るという偉大な行動や心境の変化には、脱帽です。これらが全て、立ち直ることへのプロセスとなります。