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人的資本経営の本質とは

 経営においては、「金融資本」「人的資本」「社会資本」は、必須の資本です。これらがありませんと、企業が成り立ちませんし、維持・発展もできません。社会内においてのインフラは、複合的に併存していますので、どれが欠けても維持・存続・発展が上手く行きません。

 その中でも人的資本については、経営の要諦を成し、今現在は全くのロボット型社会ではありませんので、今しばらくは続くのでしょう。ですが、人的資本の基礎にあります各人の能力に格差があることです。各個人が頑張っても才と智に長けた人には敵わないでしょうから、現状の自分に納得はしています。しかし、現状に満足できない人もいることでしょう。

 いくら金があっても、人が言うことを聞かなければ企業の存続はできないだろうと、高を括る人には、高度な企業社会での従業は困難となります。人口分布の形態がありますように、中央に位置する多数の人たちの業務や作業がどんどん失われてきていき、ロボット社会ではその多数が生き残れなくなるのです。私に限っても「明日は我が身」ですから、他の人たちのことを言えませんが、生き残る辛抱ではなく、資格取得の格差でもない社会が現実になるということです。即ち、人的資本経営の基底が揺らぐということです。

 よって、企業や組織の受け入れ側である社会人としての先輩方が、どのように人的資本を考えているのかを再考察しませんと、本質を見誤り、曳いては人類の衰退に連動するでしょう。