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人的資本の開示について

 人的資本の開示の前に、私見であることを一言断ってから。私が見た、戦後の労働争議を前提にした、企業の業務上の流れは、大きなうねりがあったものと考えています。これは、高度経済成長に伴う昭和30年代からの労働争議を始め、連合とのつかず離れずの協調と離反が続けられてきたことです。良くもなったり、相変わらずの手法であったりと、世の中の流れを読む経営者は多いものの、斬新な手法を取る経営者らが少なかったことが、IT革命を含めたAIによる革命への影響が大きく出てきたものと思っています。

 これを周回遅れと言って批判する評論家や学者らがいます。が、そんなことは企業の盛衰と共にあることですから、何ら不思議はないでしょう。若手の育成にどれだけ企業自体が傾注してきたかということの方がもっと問題でしょう。

 即ち、社会インフラの一番である“人的資本”は、他の社会的資本などに比べても、ひときわ大事な要素であることを意識しています。

 人的資本は、非財務情報ですから、決算書の公開とは違って困難が伴うものであるし、見える化も難しい部分がありますから、女性活躍、女性管理職の比率を上げたり、50〜60代のシニアの活用をしたり、20〜30代の若手の人材育成することが見える化されることでしょう。