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辞めるのと引き換えの習慣とは

 私もそうですが、たばこや酒を辞めるという必要に迫られたときに、どういった判断をするかと言いますと、これは辞めるが、これは継続とかは、選択肢の中での集中と分離です。

 ですから、タバコをやめる代わりに“少し甘いものを多く採る”とかします。これをしていきませんと、余程強い意志の持ち主でもない限り-私は、意志が弱いからですが-続きませんし、案の定放擲(ほうてき)してしまいます。こうしたことの繰り返しから学んだのが、集中と選択と排除です。全体像を思い描いてから、“これは、辞められるな”とか“これは、難しい”とかを考えた時には、無理をしないことです。無理をしますと、リバウンドしたり、却って重症化したりして、以前よりも悪くなって病気として入・通院しなければならなくなります。多額の費用と時間を使いながら、それこそ無駄な出費の多さに我慢がならなくなるでしょう。

 そして、バーターではないのでしょうが、一つを極めるためにはどうしても捨てなければならない事柄もあるという現実を認めなければならないことです。そして、これが当たり前にできるようになりますと、自分が極めたいことが伸びていくことになるのでしょう。

 前提として、何を最優先させるかですから、各自の見極めは各自の責任でしなければならないことです。足掻(あが)いても、悔やんでも、地団太(じだんだ)踏んでも、全ては得られないという厳粛な事実を知るべきでしょう。